のんきな覚書

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蒼炎マニアック回顧録(28章〜エピローグ)

エンディングのBGMも素晴らしい……。筆舌に尽くしがたいほど面白いゲームだった。最高クラスのファイアーエムブレムだと思う。

 ネタバレ記事につき一読の際にはご了承ください。

 

28章
  なりそこない達とスリープと遠距離魔法が襲いかかる。Lv20になっていないユニット+タニスとハールのレベル上げをしようとした結果少し難易度を上昇させてしまった気がする。ミストとケビンに対する依存度の高さがわかるなあ。
難易度的には自軍の守備が高いおかげか27章の館と然程差はなく事故をしないように気を使っていけばOKだった。ラグネル最高!な展開に。ボス前の門番の竜鱗なりそこないの強さには驚いたけど。

  主要ユニットの殆どがLv20になり終章への準備は万端、紆余曲折はあったけど皆伸びてくれたかな。
  シナリオ面ではネサラ兄貴の株が上がる。実はいい人魂を感じる。ニアルチも爺やとして美味しいポジションに居るよな〜。そしてデイン(アシュナード)の対ラグズへの負の面が強く出るテキストと展開。画像を挟まないからこそエグ味を増している演出の上手さを感じる。

終章
  ついに最終決戦、ここまでの積み重ねがあるからこそアイクの鼓舞が凄く格好良いなあ……!これぞ勇者のサーガと言った燃えるシナリオ。剣を掲げるアイクの一枚絵が素晴らしい。悪意のない兵の出世の機会がなくなると言う台詞から英雄伝の光と影をきちんと最後まで描いてくれているのも戦記ものとして読み応えがある。つくづくアイクは英雄・武人気質だよなあ。
  マップとしてはもう一つの蒼炎マニアックの象徴と言っても過言ではない。ラスボス曰く精鋭らしいけれど本当に精鋭の中の精鋭で困る。職の特性を活かしたステータスに加えて奥義・スキル持ちがちらほらといて、一人一人敵将になれそうな器の兵たち。歴代でも屈指の練兵の上手さを持つ上に本人も歴代最強の戦闘能力を持つ力を求める者の鑑。
  攻略法は王道であるアイクが単騎で上に突撃して残りのユニット達は右に向かい凌ぐ作戦。アイクはアイクで人外ユニットに片足を突っ込んでいるので天空の回復を活かしながらひたすら無双する。右側のユニット達は相手が精鋭揃いと言うだけあり、互角の戦いとなるが、アイクはラスボスに向かってひたすら走る、襲いかかる敵をばったばったとなぎ倒しながら走る。アイクが竜鱗なりそこない達と戦う頃に右側も制圧完了。アイクについて致命的なミスと右側でケアが難しいミスをしたので女神の杖を1回使用した。
  その致命的なミスとは、なんとアイクにラグズガードを付け忘れてしまったのだ!しかし、女神の杖と天空で無理やりなりそこない達と将軍の猛攻を耐えながらサンストの力を借りつつ撃破し、レクスオーラ司祭の攻撃を避けて死線を潜り抜けながら遂にラスボスであるアシュナードと一騎打ち。ここからは天下一武闘会決勝の悟空vsマジュニアの様な殴り合いに。セネリオとミストの射程11超えのリブローでHPを満タンまで支援しつつ天空が的確に発動してくれて第一形態を撃破。第二形態も幸い同じ要領でなんとかなるので戦闘アニメをオンにして頭の中でWinning Roadを流し、アシュナード第二形態を撃破。助っ人はネサラとティバーンで迷ったけど17章でお世話になった縁からティバーンを招集した。
  こうして終章をクリア、ドーピングアイテムを抱えたままなのとラグズガードを付け忘れて安定感が欠けていたのでそのうち終章をリトライすると思う。
ラジャイオン……。

エピローグ
  最後まで高難度だっただけあってクリアした時の達成感が最高に気持ちよかった。(ラグズガード付け忘れは置いておく)戦いを共にした仲間たちの一言と締めのムービーも戦績で初めて流れるFEのテーマもエンディングとして文句なし。(セフェランが不穏な一言を残しているけどね)
  ベオクとラグズの対立とその変化の一歩をしっかりと描いてくれているだけあってクリミア再興の一枚絵に希望を感じ取る事ができる。また、アシュナードの黒幕っぷりのおかげで軍が一つになるのも気持ち良かった。
シナリオもゲーム面もキャラも全てが高水準でファイアーエムブレムシリーズの中でもトップクラスに好きになった。最高のゲームですよこれは。
  重ね重ねになるけど良いゲームだった。アイク、良い……。